共通テスト元年。会場での応援も自粛されるなど、例年とは色々異なる2日間でした。受験生の皆さん、お疲れ様でした。
解説や難易度の講評は塾やYoutubeやTwitterでめちゃ良い感じのが溢れかえっているので、わざわざ書くこともないし、何かを感じた問題だけ書きました。
問題と答え
問題別いろいろ
数学IA 大問1番[2]
三角比の知識を要する問題。直角三角形の周りに正方形があって、中に水が入っていて、回すと水が移動して、視覚的に三平方の定理を理解できる教材を科学館で見かけます。(こんなん)
同様に、(その拡張である)余弦定理も同じやり方で視覚的に理解できます。
こういう経験があった人は、一層とっつきやすい問題だったかなあと思いました。試行のさせ方が上手で、共通テストが目指しているものを割と満たした問題のように思います。
最初に捕角の性質を用いてツテを出すところ、プライム幾何という中学生向けの教科書でも扱う内容なので、敢えて三角比の知識を持ち出さずに説明しておきます。
数学IA 大問3番
n=1,2,3,6とx^2(1-x)の関係性
数学IA 大問4番
はじめの問題は、確率のランダムウォークでよく使う解き方。整数分野で扱った記憶が(僕は)ありません。まあ簡単だし、仮に知らなくても三行目を読めば読解力で埋められるけど。
さいごの問題((4)です)は面白いですね。何か法則性が見つからないかな?と思いながら、初見はとりあえず時間内に解くために書き出しました。
数学IIB 大問1番[2]
双曲線関数が題材ですが、数IIIを勉強している人には結構有名なんじゃないのかな。もちろん、知識として知っているではなく、その加法性を三角関数と比較して考察していないと大したご利益はないと思いますが。
知ってる人は(3)の選択肢も意図がすぐに見えて有利だったと思います。